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心ならざる魂、その統一的理解への予備的考察【論考】

アリストテレスの『霊魂論』について書きました。以下、題名と目次です。

 

心ならざる魂、その統一的理解への予備的考察

はじめに
 第一章 心身問題を巡る状況
  第一節 生命における物体的なものと非物体的な働き
  第二節 デカルトにおける心身二元論と心的因果
  第三節 デカルト心の哲学に与えた影響とアリストテレスの魂
 第二章 アリストテレスの心身一元論
  第一節 質料形相論
  第二節 現実態と可能態
  第三節 運動と自然
  第四節 生命原理としての魂
終わりに

 

30,000字分ありますが、第一章と第二章には本質的な連関性がなく、また第一章はあまり読むに足る内容ではないので、第二章から読んでもらえると幸いです。アリストテレスの『霊魂論』のみならず、もしアリストテレスの哲学にご興味があれば是非。(とはいえ、もし本当に興味があるのなら、創文社から出ている牛田徳子の『アリストテレス哲学の研究』を読むことをお勧めします。アリストテレスの基礎概念をかなり手堅く論じていて、非常にスリリングな本でした(まだ全部よんでないけど)。絶版本であるところが難点ですが)

 

この夏はずっとこの文章を書くために関連文献を読んでいたので、やっと解放されて肩の荷が下りました。暫くはアリストテレスから離れます。Goodbye Aristotle!

https://drive.google.com/open?id=10VTTmGn3sNC2c7AgVq1wMPicLOq-56aj

 

f:id:hiropon110:20181001153811j:image

 

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